人材育成とは?
企業におけるリソーズ(資源)は、ヒト、モノ、カネといわれます。ヒトは”人間”、モノは土地、建物、機械など、カネは”お金”です。この中でも、ヒトが最も重要で得難いものはありません。優秀な人材は求めても、簡単に得られるものではなく、今あるものを大切に育てるということがとても大切になります。
特に地方の中小企業を取り巻く経営環境は厳しいものとなっています。企業の競争力を強化するために、高い技術開発力や商品力、サービス提供能力、あるいは経営管理能力を持った人材が今まで以上に求められています。
しかし、中小企業においては地理的要因、資金的な制約から外部からの人材獲得が難しいという問題があります。競争力強化のためには、社内人材を迅速に、計画的に育成していくことが必要となります。
従来の人材育成は終身雇用・年功序列型の人事制度においてOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)や研修などにより、時間をかけてじっくりとゼネラリストを育成していく方法が一般的でした。
しかし、グローバル化が進み、人材の流動性が高まった現在においては従来型の人材育成方法では計画的な人材確保が難しいというのが現状です。時間をかけて育成した優秀な人材が、ノウハウと顧客を連れて出ていってしまうという事態は現実のリスクとしてコントロールしていかなければなりません。
そこでポイントとなるのが、人材のスキルアップと同時に、会社に対する愛着と持たせるコミュニケーションの両立です。個人のスキルアップだけを求めれば、自己実現に対するモチベーションアップなどが有効ですが、会社に対する愛着は育ちません。個人のスキルアップと同時に会社に対する愛着を持ってもらえるような仕組み作りも行っていかなければなりません。